福岡・佐賀の税理士法人アーク・パートナーズのブログです。
年末調整もそろそろ進んできている頃だと思いますが、今一度ご確認ください。
H24年度税制改正により生命保険料控除について改正がされたのは、もうご存知かもしれませんが、より踏み込んだところのお話です。
●契約日が平成２３年１２月３１日以前の契約のみの場合
旧制度適用契約となります。ただし、平成２４年１月１日以後に
●契約日が平成２４年１月１日以後の契約のみの場合
新制度適用契約となります。
●契約日が平成２３年１２月３１日以前と平成２４年１月１日以後両方の契約がある場合
契約日が平成２３年１２月３１日以前の契約（以下、旧契約）と平成２４年１月１日以後の契約（以下、新契約）の両方がある場合は控除区分ごとに、
(1)旧契約のみで申告
(2)新契約のみで申告
(3)旧契約と新契約の両方で申告
(2)新契約のみで申告
(3)旧契約と新契約の両方で申告
のうち、いずれかを選ぶことができます。
(3)旧契約と新契約の両方で申告の場合の控除区分ごとの限度額は、所得税４万円・住民税２．８万円となります。また、全体の所得控除限度額は所得税１２万円・住民税７万円となります。
★ポイント★
旧契約と新契約の両方の契約がある場合で、上記(1)～(3)のどれを選べば最大限の控除が使えるでしょうか。所得税控除の限度額は、旧制度５万円 新制度４万円なので、
・旧制度の控除額が４万円超であれば･･･(1)旧契約のみで
・旧制度の控除額が４万円以下であれば･･･(3)旧契約と新
を選べば最大限控除が使えることになります。(2)新契約のみで
