福岡・佐賀の税理士法人アーク・パートナーズのブログです。
確定申告の対策はお済ですか?今回は中小企業・個人事業主の強い味方「経営セーフティ共済」のご紹介です。
経営セーフティ共済は、取引先の倒産の影響を受けて、中小企業が連鎖倒産・経営難に陥ることを防止するためのものです。加入後6ヶ月以上が経過して、取引先事業者の倒産によって売掛金債権等が回収困難となった場合に、最高8,000万円の共済金の貸付けが受けられます。
しかし、この経営セーフティ共済は別の意味で有名な制度です。掛金月額は、5,000円から20万円までの範囲で自由に選べ、掛金総額が800万円になるまで積み立てられます。そして、掛金は税法上、法人の場合は損金、個人の場合は必要経費に算入できます。
つまり、掛け金を積み立てることで節税効果が生まれます(ただし、解約時には益金となります)。
解約金は40カ月以上の納付月数があれば100%返金されます。これで、ある意味キャッシュ・フローの安定化が図れるのです。やはり、中小企業は業績が安定しないことも多く、この制度は強い味方となります。民間の保険にこれだけのものははなかなかありません。やはり、親方日の丸の制度です。これを使わない手はありません。小規模共済掛金も親方日の丸の制度としてあるのですが、基本的に親方日の丸の制度は満額行きたいものです。
個人事業主の皆様、本年の締切は間近です。確定申告に向けてご検討されてはいかがでしょうか。
制度の詳細はこちら